叶恭哉に関する事を、件のギルドのある世界にて情報収集。 ■ 兄の名前  ≪ギルド≫  ギルドに所属していた形跡は無し。  兄の存在は知っていても、顔や名前まで把握している者は居ないようです。 ■ 義理の娘の名前  ≪ギルド≫  「椿姫」と書いて「ツバキ」。  「叶 恭哉」の名前を知る全員がその名前を知っているようです。  その内容から、どうやら酷い子煩悩だったらしい事が掴めそう。 ■ 契約したと思われる悪魔について   (研究の記録等)  ≪ギルド≫  幾人かに話を聞く内、ちらほらと知っている人間が僅かながら居るようです。  唯、全員が口を揃えて言うのは  『恭哉は確か、6匹の遣い魔が居る筈だよ。   それの事かは分からないけど、特定の悪魔の研究をしてたって話は聞かない   かなぁ……ああ、でも契約はしてたと思うよ。   彼の目、赤いだろう?あれは、悪魔と契約したからだって笑ってたよ。』  そんな話が聞けるそうです。  ギルドには、「叶 恭哉」による研究資料などは一切残されていない様子。 ■ 該当しそうな悪魔について  ≪ギルド≫  ・ 悪魔を払う方法  ・ 呪いを解く方法  現状、該当しそうな悪魔は絞り込めそうにない。  悪魔を特定せずに探すのであれば、悪魔祓いや解呪の方法など、色々と資料や  情報は手に入るようです。 ■ 実家があれば尋ねます。  ≪ギルド≫  どうやらギルドでは実家の存在を把握していないようです。  一部、叶恭哉の名前を知っていた数人が  『確か彼は実家を出て、薬屋を営んでいた筈だよ』  と、不思議な空間に在る薬屋の存在を教えてくれるそうです。  『恭哉に用があるなら、行きたいと願って適当な路地にでも入ってごらんよ』  そんな解説を経て、適当な路地に入れば穏やかな湖の畔に、ぽつんと建つ一軒  の洋館、もとい薬屋が在るようです。  「とある魔女が宅急便をするアニメのパン屋さん」が薬屋さんになったような  そんな外観を、ご想像ください。  店内のカウンターには、やっぱり穏やかに縫い物をする黒髪の少女がひとり。  紅い着物に、黒い猫の耳尾を持つ、17歳前後の少女のようです。 ■ 叶恭哉に関する事を尋ねます。  ≪薬屋≫  ・ 悪魔との契約の事  『……はあ、悪魔の。随分と急な話ですけど、何や有らはりました?』  「叶恭哉」の名に、驚いたように、そう首を傾げるようです。  理由が分からなければ、お答えも出来ないといった雰囲気。  ・ その当時のメモや日記などが無いか。在るなら見せて欲しい  『構いませんけど、…多分、あんまり、お役には立たんのちゃうかと。』  ちょっぴり恥ずかしそうに差し出される日記帳の中身は、お夕飯のメニューが  日々記録されている。  紙面には時折、謎の小さな爬虫類風の足跡や薬品なんかも付着しています。  メモに関しては薬品関係の物が多いらしく、職業柄お見せ出来ないようです。  ・ 着物で黒髪の少女について  きょとん、とした自分の顔を指差して、首を傾げるようです。  他に心当たりは無さそうなご様子。  ・ 何故死んだのか  『……事故で、死にました。』  にこり、と静かに微笑んで一言。  現状ではそれ以上のお返事は無さそうです。  ・ 当時の彼に関して何か気になった事など無いか  『気になった、事?』  どうやら、ぴんと来る事象は無いようです。 ■ 手の呪いを魔女・呪術師をあたって尋ねてみます。  ≪魔女・呪術師≫  「これ、転送の術じゃない?」  「そうだね、今は発動してないみたいだし、何かの条件で発動する転送術だろうな。」  「放っておいても、どこかに飛ばされる以外に害は無いと思うわよ」  「んー……害は無いだろうけど、簡単に解けそうだし解除しておこうか?」  そんな感じに問われるようです。