【鼈甲迎東雲宗忠】 (べっこうむかえしののめむねただ) ■太刀 銘 宗忠 全長約1m(刃長73cm/柄長23cm/鞘長78cm) (刀身彫刻) 約30cm範囲、鼈甲蜂と椿の彫刻 (太刀拵) 塗鞘鼈甲太刀拵 ・鼈甲色の無地鞘 ・石突金物は黒地に金縁、八角意匠 ・朱色の太刀緒 ・帯執は黒皮、椿の太鼓金 ・鐔は黒地に金縁、六角の透かしが四点、蜂の色絵が金で三点、黒で二点 ・棒笄は黒地に金の椿絵が三点 ・黒柄は白い鮫皮、目貫に金の椿 ・縁は黒、金の椿絵が表裏で各二点 ■特殊事項 太刀としては異様に軽く、まるで羽のよう。 但し、持ち主にのみ抜刀を許す。 例え持ち主に許可を得たとしても異なる者が手に取れば、忽ち毒が回り出す。 (毒は、蜂に刺されたような鋭い痛みと呼吸困難を引き起こす) 手離せば嘘のように痛みが引き毒の名残も残らないが、 それでも持ち続けるならば、通常なら毒の効かない者であっても命の保証は出来ない。 火を嫌い、火に弱い。 それ以外の属性に関しては特に強弱も無く、刀自体は無属性とも呼べる。 しかし持ち主が望むならば、刀身に毒を纏うことも可能。