1.メインジェネレーターの出力度上昇  心臓部のエネルギー生成能力が向上。MK1と容量は変わっていないものの、出力があがっている。 2.装甲材の変更  MK1はレスニウム合金と呼ばれる、アルファス出身世界の特殊合金と特殊鋼繊維の複合装甲であったが、MK2ではMK1に使われていたレスニウムと魔法銀ミスリルの合金へと変わっている。特にミスリルの使用により、対魔法防御能力を獲得すると同時に、装甲重量が低下。いくらかの軽量化にも役立っている。 3.間接部サーボモーターの変更  間接部分を駆動させるモーター部分は、MK1の構造をベースに裏ヴィスで新たに手に入れた新素材を導入し、駆動効率が上昇。これにより以前よりも機敏な動作が取れるようになっている。これらを強化した理由は、スラスター以外の移動手段やステップ回避等の白兵戦能力の獲得が目的。何気にパンチのキレも上がっている。 4.背中プラズマキャノンの大型化。  MK1の物よりも全体的に大型化されており、出力と射程・照射時間が大幅に向上。大型化にともない重量も増えたが、プラズマブースターとしても兼用可能にする事で、全体重量が下がっているのも加味して、相対的に機動性は上がっている。 5.肩部ハードポイントの増設。  状況に応じて装備を変更出きるよう着脱可能ハードポイントが設けられている。通常は可動式12連装マイクロミサイルポッドx2が装備されている。 6.ガトリングガンの装備箇所変更  MK1で腕部に装備されていたガトリングガンは、肩基部へと移設。取り回しは悪くなったものの、密着距離でも体勢を気にせず使用が可能になった他、装備スペースが大きくなったため、総弾数と弾種変更が可能になっている。 7.腕部兵装の変更  MK1では内蔵式ガトリングガンのみであったが、MK2では連装ビームマシンガンと、紅の機兵のビームクローを参考にした出力強化型プラズマソード。さらに小型のシールドを外腕部に装備。白兵戦を想定した攻撃力と防御力を強化している。なお、これらの装備は、腕部ワイヤーフィストと併用する事が可能で、擬似的に遠隔兵器としても使用可能になっている。 8.胸部メガブラスターの装備  紅の機兵が装備していた重粒子砲の残骸を解析して搭載した装備。オリジナルが「射線向こう4, 5km程をプラズマにできる威力。チャージに最低7秒弱」だったのに対し、「射線向こう500mをプラズマ化。チャージタイム2秒」と火力を下げてチャージタイムを減らしている。近距離広範囲を吹き飛ばす炸裂砲に近い仕様。最も火力を下げたと言っても、元の火力が凄まじいため、総合的には大して変わってないのだが。 9.脚部スラスターと腰部スラスターの増設  機動力確保用。 10.使用可能メモリの増設。  AIおよびCPUのための処理用メモリの増設。元々戦闘において充分過ぎるスペックはあったが、増設をしている。基本的にはマルチタスクで「見守る」ために増えた分のリソースを振り分けている模様。 11.ゲーティングジェネレーターの装備  小型の転移ゲートを形成するジェネレーターシステムを新たに装備。展開できるゲートは、直径30cm。移動には使えない。展開数は入口と出口で1つのみ。サイズを極限まで減らし展開数を減らす事で、展開速度を短縮。1秒程度で開くことが可能。使用用途は手持ち装備の取り出しが主だが、状況によっては攻撃・防御にも使用することを想定している。 12.オーバーリミット・システムの装備  紅の機兵が装備していたハイパーモードの観測データを元に再現した、出力増加モード。限界を超えてジェネレーターを稼動させ、各種光学兵装の威力強化とスラスター出力の強制増幅。さらにCPUのクロックもオーバードライブさせて、判断能力も超高速化させる。当然ながら相当負荷がかかるため、使用可能時間は1分。それ以上は自滅の危険のある諸刃の刃となる。 13.ペイロードの強化  ミスリルの採用や、スラスター・サーボモーターの強化により機動性が上がったことで、積載キャパシティも上がっている。現状は、特に追加で搭載している装備はなく空間装甲として空になっている。必要とあらば、さらにオプション等を搭載できるようになっている。